少子化が進むことで起こる問題とは?
近年、少子化問題について耳にする機会も増えてきましたが、少子化が進むと、具体的にどのような問題が発生するのかは分からないという方も多いと思います。
そこで今回は、少子化が進むことで起こる問題について書いていきます。
経済規模の縮小
子供の数が右肩下がりの状態が続いていくと、移民や外国人労働者を積極的に受け入れる政策などを取らない限り、日本全体の人口は減少していきます。
人口減少は国内総生産全体にも影響を及ぼし、現在の水準を維持するのは困難になります。
国の経済規模が縮小することで、結果として、個人の豊かさにも影響を及ぼす可能性があります。
家族の形態にも影響
少子化社会が進み、子供が1人だけという家庭も珍しくなくなりました。
複数の兄弟がいる家庭では、親族に介護などが必要となった場合、それぞれの都合を考慮しながら、役割を分担することもできます。
しかし、1人っ子の場合、親族の介護などは1人で行う事になるので、負担も大きくなります。
過疎化が進みコミュニティ機能が低下する
少子化の一方で、高齢化が進むコミュニティでは、過疎化が止まりません。
子供の数が減少すると、学校の統廃合なども進み、地域の基盤となるインフラや社会サービスを維持できなくなってしまいます。
少子化による過疎化が加速すると、コミュニティ機能の低下だけにとどまらず、コミュニティ自体の存続さえも危ぶまれます。
実感の沸きにくい問題ではありますが、少子化が進むことで、学校などの施設の減少にも繋がります。
子供の将来のためにも、真剣に向き合うべき問題ですね。